世界遺産 頭ヶ島教会 長崎五島列島

中通島から東に少し離れたところにある頭ヶ島(かしらがしま)は、もともと無人島だったところ。迫害を恐れて隠れキリシタンが住むようになりそこに建てられたのが頭ヶ島教会。全国的にも珍しい石造の教会。重厚感のある石造の外観と異なり内部は花の装飾であふれている教会だ。

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頭ヶ島教会には上五島空港経由でバスで行く

頭ヶ島教会には、直接車で乗り付けて行くことはできない。これは世界遺産に登録されたことで教会周辺の環境などを整備するためにいったん上五島空港でシャトルバスに乗り換えて教会まで行く方式になっているからだ。頭ヶ島パーク&ライドと呼ばれ、空港から教会まで一日18便ほど往復するシャトルバスを運行している。頭ヶ島教会に見学にいくにはこのシャトルバスを利用して行くことになる。

教会のスタイルになっている上五島空港。この空港を発着する便は休止になっていて空港としては現在機能していない。頭ヶ島教会から近い上五島空港の駐車場を利用していったん空港に車を停めてシャトルバスに乗り換えて教会に向かう。

頭ヶ島の見取り図。空港と教会の位置関係なども把握しておくと便利だ。中通島と頭ヶ島間は、頭ヶ島大橋がかけられていて陸続きになっている。

頭ヶ島教会。1910年に建築着工されたが、資金難など何度も工事が中断。1919年に10年を要して完成した。設計を担当したのは鉄川与助。多くの教会建築を手掛けてきた鉄川にとっても唯一の石造の教会。

南フランスの聖地ルルドを模した聖母マリア像が教会敷地内に祀られている。目の覚めるような美しさだ。

外壁には粗い表面仕上げと深い目地を持つ切石を積み重ねる工法でつくられている。教会の背面にあるアーチの切り溝は、ここには当初窓があった。しかし完成後に石で埋められた跡だそうだ。

外壁の石には漢数字が刻まれているものがある。石の長さを彫ったものだろうといわれている。

ステンドグラスの模様は幾何学模様の枠に色ガラスの組み合わせ。内部には花の装飾で華やいだものになっている。

少し離れた位置から見ても絵になる風景だ。見学する時間帯によっては、太陽光が逆光になって差し込む場合がある。写真を撮るときには季節と時間帯を確かめたほうがよい。

敷地内には拷問のときに使われた石のレプリカが飾られている。実際のものはもっと大きかったとも言われているとか。これを見ただけでも想像を絶する迫害が行われていたことが想像できる。

教会から海岸に向かう途中にある頭ヶ島教会墓地。十字架のついたお墓が立ち並ぶ。

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