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五島列島の潜伏キリシタンが入れられた楠原牢屋跡

福江島

五島列島の潜伏キリシタンの歴史を知るときに当時信者たちが受けた迫害についても目を背けることはできない。その迫害の跡地もいくつか五島列島には残っている。そのうちのひとつである楠原牢屋跡を訪ねてみた。

楠原教会近くにある復元された牢屋跡

福江島にある楠原教会から400メートルほど離れたところに楠原牢屋跡はある。ここは、信者であった狩浦喜代助の自宅を牢として改造して使ったもの。一度は解体されているが現在は復元され牢屋跡として公開されている。

楠原牢屋跡は楠原教会から約400メートルほど離れた場所にある。楠原教会を見学した後に牢屋跡も併せて訪ねたい。

復元された楠原牢屋跡。実際の建物よりは縮小されている。

復元された建物についての解説。現在のこの建物は平成8年に建てられたとある。

実際の牢屋として使われた建物の写真が掲げられていた。この建物に33人が押し込まれていたそうだ。

牢屋跡の内部。実際の建物に使われていた柱なども組まれていて当時の雰囲気を偲ぶことができる。

中田秀和作の祈りの像が建物の前に設置されている。この地域の信者が釈放されて100年経った1971年に建てられた像。

祈りの像に掲げられている楠原牢屋についての由来。