五島列島にも温泉はある。福江島にあるのが荒川温泉だ。五島に来てふらりと温泉に入りに行く、そんな旅のスタイルも可能だ。それでは福江島の温泉地を紹介しよう。
古くからあった荒川温泉
荒川温泉の歴史は諸説あるようで、温泉自体の記録というのは安政3年(1856年)というものが最も古いそうだ。明治の頃から荒川では温泉として使用されていたらしい。昭和30年代ころまでは船の水揚げ場も兼ねていて賑わっていたとのこと。
五島バスの荒川の停留所。荒川のバス停で降りればそこはもう温泉地だ。
バス停の前には、足湯場がある。だれでも無料で使える。気軽に立ち寄ったも足湯だけでも楽しむことができる。お湯は熱め。
温泉には地域福祉センター荒川温泉で入浴ができる。温泉には一般で300円の入浴料で入れる。
町にはかつての賑わいこそないが、それでもまだ数件の旅館が営業している。
荒川にある診療所。まだ現役で使われている。この建物は、映画「風に立つライオン」でロケ地になった場所。主演の大沢たかおがここで演じた。
荒川の町を高台にある神社から眺めたところ。対岸には温泉の源泉が湧き出しているところがある。
そしてこちらがその温泉源泉。直接お湯に触れると熱いので注意が必要。温泉と海水の交わったあたりで露天風呂として入浴すると気持ちよさそうだ。