五島列島で夏の季節に近づいて来ると道路になにやら小さなものが出現し始める。目を凝らして見るとそれはなんとカニ。五島の道路で見かけるカニとはどんなカニなのか調べてみた。
暗くなり始めると道路を渡るカニが現れる!
夏頃に福江島で車を運転していると道路に小さな生き物が横切るのに気がつく。よく見るとそれはカニ。初めて道路に出現するカニを見たときは、五島列島という島に来たことを実感させてくれた。島に来ているというちょっとした感動のようなものも覚えたものだ。
日中でも道路でカニを見かけることもあるが、暗くなるとより多くのカニが出現するので夜行性なのだろう。状況によっては道一杯にカニが横切っていることもある。そのまま車を走らせるとカニを轢いてしまうので避けようとしてしまう。下手すれば対向車とぶつかってしまうのでこちらも気を付けないといけない。
昼間に畑と道路との溝を見たときにカニが群れて潜んでいるのを見つけた。そこにいたカニの数の多さに驚いた。サワガニの一種だろうか。これらが少し暗くなってくると道を横断し始めるのだ。カニが道一杯にもなるのが理解できる。
神社などの草むらの影からもカニが出てくることがよくある。この赤いカニは、アカテガニの種類だろうか。近づくと大きなハサミで威嚇してくる。この大きさのハサミで挟まれたら痛そうというか指の先くらいの怪我をしそうだ。たいていは人影に驚いて素早く身を隠すが追いつめられると威嚇してくるので注意が必要。
残念なことにこれだけカニが道路に現れると車に轢かれてしまうものも少なくない。道には潰されたカニの姿を見つけることもよくある。
夏の季節に五島列島で車を運転するときには、カニが出現しても驚かないようにくれぐれもご注意を。