五島列島福江島の明時代の貿易商が建てた中国風廟堂 明人堂

五島列島には古くは明国から貿易商が訪れていた。時の領主はその通商を認め、住居地も与えた。そのときの貿易商たちが安全な航海を祈るためにつくったのが廟堂。その歴史を留めるために福江島には明人堂という建物が残っている。

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明の商人が五島にやってきた証

1540年(天久9年)宇久盛定公が領主のときに当時の明国から貿易商の王直が通商を求めに五島に来航した。藩の財政がひっ迫していたこともあり盛定は通商を許可。居住地も与えた(その場所が現在の唐人町)。そこで水などを汲むために作った井戸が「六角井」として現存している。安全な航海などや日々の祈りのために作られた廟堂で明人堂と言われ、現在の形で復元されている。

明人堂の外観。立派な門構えが目を引く。この一角だけ中国風の異国的雰囲気を感じさせている。

門をくぐって明人堂内に入る。この明人堂は、福江川の改修工事などがあり元の場所より移転して平成10年に建てられた建物。

御堂には、「めーじんさん」と地元で呼ばれている碑などが祀られている。

貿易商の王直の肖像画が飾られている。

当時の福江島の俯瞰図。現在の位置関係と比較してみると興味深い。

中国風の建物になっているので園内のベンチで中国茶で一服すると異国情緒を感じながら過ごせそう。流行りのタピオカなども合いそうかも。

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