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五島列島福江島にある大きなアコウの木 4選

福江島

五島列島の神社や学校には大木が植えられている。それらの木のひとつがアコウの木だ。五島列島では各所で見かけるアコウの木。ここでは福江島にある大きなアコウの木を樫之浦、玉之浦、富江小、盈進小から4本を選んで訪ねてみた。

樫之浦のアコウ

福江島にあるアコウの木のまず一本目は、樫之浦にある木。九州でも最大級とも言われている大きさを誇る。幹の太さは15メートル以上ある。

うっそうと茂っているアコウの木。一体どこまでが木から伸びている枝なのかもわからないくらいの茂り方。

アコウはヤシなど他の木の上に種子が運ばれて成長しその木を枯らしてしまうことがあるそう。そのことからアコウの木のことを「締め殺しの木」という恐ろしい別名もあるとのこと。この枝の張り方を見るとそれもわかるほどの成長ぶり。

このアコウの木は長崎県指定の天然記念物に指定されている。

富江小のアコウ

福江島の富江小学校前に植えられているアコウの木。目立つ場所にあり学校のシンボル的な木になっている。

角度を変えてみるとアコウの木の全容が見えてくる。富江小の生徒たちの記憶にはこのアコウの木がしっかり刻まれているのだろう。

木には富江町緑の少年団による「アコウ」の看板がつけられていた。しかし、富江小学校の校歌には「まどをあければガジュマルの~」となっているのはここだけの話。

盈進(えいしん)小のアコウ

学校の校庭は大木がよく似合う。福江島の盈進小学校にも大きなアコウの木が植えられている。

アコウの木の下は日陰になって夏の暑い日は避暑地として子供たちが休んでいるのかもしれない。

遊技用の土管が根元に置かれてそれをまとうように根付いている。盈進小の児童たちはこのアコウの木で遊びながら育っていくのだろう。なんともうらやましい学校環境だ。

玉之浦のアコウ

玉之浦にあるアコウの木。大山祇神社の境内にあり、木の前には鳥居が立つ。このアコウの木は長崎県指定文化財に指定されている。

冬の時期に撮ったアコウの木。枯れ木になっているときのほうがアコウの木の枝ぶりがよくわかる。ほぼ同じような場所で撮影した上の写真と比較して見ると違いがわかる。

木のふもとにいくとアコウの木の大きさがよりよく実感できる。ふもとに立ったら真上を見上げてみると枝ぶりの広さに驚くかも。さらに木の根の盛り上がり具合も見どころ。アコウの木の成長ぶりは凄まじい。

アコウの木をくぐって大山祇神社に参拝できるようになっている。このアコウの木は大山祇神社の御神木にもなっているようだ。