五島列島 福江島河童伝説 福江にかっぱがいるとの噂

五島列島には、河童の目撃談がたくさんあるという。そのなかでも福江島には河童の伝説がある。福江島の河童にまつわる場所を訪ねてみた。

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火消し河童が五島家を火事から救った

福江の商店街を歩いていると、歩道脇に河童が描かれたレリーフを見つけた。よく見るとそこには「火消し河童」と書かれている。

これがそのレリーフだ。河童達が火消しの纏を持って立っている。一体これはなんだろうかと調べてみた。すると大円寺公園にその火消し河童の像があるという。

大円寺公園に行ってみるとこのような説明書きが立っていた。要約すると、江戸時代に五島家の江戸屋敷が大火で焼失してしまった。そこで新たな館を建てるときに消防の神様として河童が祀られていた水天宮を分社として敷地内に祀ったところ、その後の大火のときに五島家邸はぎりぎりのところで隣家からの延焼をまぬがれたという。

このことが江戸中で噂になり、消防の神として「水天宮の御守り」が飛ぶように売れて五島藩の財政を潤したという。水神社はいまでも大円寺近くにある。

そして福江川には火消し河童像がこのような建てられている。福江にはこれ以外にも河童にまつわる話は少なくない。

河童に会ったなどの話は枚挙にいとまがない

福江の地元の人と河童の話をすると「じいちゃんが河童に追いかけられた」「川の近くにいったらきゅうりのにおいがした」「水の事故は河童の仕業とじいちゃんが言っていた」などじつに多くの話を聞く。親や祖父母に聞けば、河童の話しのひとつやふたつは必ず知っているらしい。

河童の実物がいるかどうかは置いておき、確実に福江の人たちには河童は身近な生き物なのだ。人間や生き物がなぜ生きているのかについていまだに解明できないのだから、説明がつかないことが起こってもなんの不思議はないはずだと筆者は考える。ひょっとしたら明日にでも福江で河童に遭遇するかもしれない。そう思うと少しワクワクもしてくるではないか。

ちなみに現在は火消し河童像のある福江川から鬼岳あたりに河童は引っ越したという噂である。

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