福江島

五島列島福江島の明時代の貿易商が建てた中国風廟堂 明人堂

五島列島には古くは明国から貿易商が訪れていた。時の領主はその通商を認め、住居地も与えた。そのときの貿易商たちが安全な航海を祈るためにつくったのが廟堂。その歴史を留めるために福江島には明人堂という建物が残っている。 明の商人が五島にやってきた証 1540年(天久9年)宇久盛定公が領主のときに当時の明国から貿易商の王直が通商を求めに五島に来航した。藩の財政がひっ迫していたこともあり盛定は通商を許可。居...
福江島

五島列島福江島のおすすめ中華料理店とラーメン店

五島列島福江島でおすすめしたい中華料理店とラーメン店を紹介しよう。五島列島の町中華の味もいちど試してみてはいかが? 中華料理 上海 福江島の中心地にあるのが中華料理の上海だ。福江港ターミナルからも徒歩圏内なので船で福江に着いてからや出航までの待ち時間などに食べに行くこともできるロケーションにある。 上海で料理の腕を振るうのは、中国人のシェフ。本場の味を福江島でも味わうことができる。 水餃子。つるっ...
福江島

五島列島福江島の空海記念碑 辞本涯

五島列島福江島は遣唐使船が最後に寄港した日本の地として関連遺跡も多く残っている場所。そのうちのひとつが三井楽柏港の高台にある空海記念碑の辞本涯。空海が日本の見納めとして残した言葉を記している。 空海が五島を見納めの地として残した言葉 遣唐使の留学僧として唐に渡った空海は五島を最後の地として旅って行った。そのときに残した言葉が「辞本涯(じほんがい)」。この言葉を碑にしたものが三井楽柏に建っている。 ...
福江島

五島列島福江島にあるキャンプ場もある魚津ヶ崎公園

五島列島に行くなら海の近くにキャンプを張ってアウトドアライフを楽しみたいという方も少なくないだろう。そんな希望をピッタリと叶えてくれる場所が福江島にある魚津ヶ崎公園だ。遣唐使船の日本の最後の寄泊の地としても知られている魚津ヶ崎公園を紹介する。 魚津ヶ崎公園は釣りもキャンプもできる眺めの良いところ 魚津ヶ崎と書いて「ぎょうがさき」と読む。五島市岐宿にあるこの岬の公園は、眺めがよいだけでなく釣りやキャ...
福江島

五島列島福江島の絶景ナンバーワンポイント大瀬崎灯台

五島列島福江島に行ったなら絶対に訪問しておきたい場所はとの質問に、多くの人が挙げる場所が大瀬崎灯台だ。福江島の西端の断崖に建てられた灯台は絶景ポイント。多くの映画のロケ地にもなっていて福江島観光では欠かせない場所だ。 断崖の端に建つ大瀬崎灯台 大瀬崎灯台は、1876年(明治9年)に着工され、初めて灯台に点灯されたのが1879年(明治12年)。それ以来、激動の歴史を乗り越えて現在の灯台として海の道し...
福江島

五島列島福江島に見られる風力発電プロペラ と洋上風力発電

五島列島福江島の島内を車で巡っていると気がつくのが、風力発電用のプロペラがよく目につくということ。至る所に風力発電のプロペラありという感じがする。さらには海の上に浮かんでいる洋上風力発電にも着手しているという。 福江島は再生可能エネルギーに着手している島 風力発電用のプロペラが福江島で多く見られるということについて少し調べてみると、五島市は再生可能エネルギーの普及に着手していることがわかった。離島...
福江島

五島列島福江島で食べられている寿司ネタ

五島列島でのおいしい食べ物といえば筆頭で挙げられるのが新鮮な魚。五島列島に行くなら一度は寿司や刺身で地元の魚は食べたいもの。ここでは福江島で食べられている握り寿司などを紹介していこう。 五島で獲れる魚種が中心の寿司ネタ 五島列島で出される寿司ネタは、やはり近海で獲れる魚が中心。クロダイ、イサキ、サワラ、タイ、カンパチ、スズキ、メジナ、カマス、アジ、キビナゴなどは五島で獲れる魚種の一部。五島の寿司は...
福江島

五島列島福江島にある遣唐使守護人を祀る 岩嶽神社

五島列島福江島には遣唐使にまつわる跡地は多い。その中のひとつに遣唐使の守護の任にあたっていたひとを祀っている神社がある。遣唐使船に水を汲んだといわれる井戸の近くにある岩嶽神社がそれだ。 遣唐使船の守護の任にあたったくさり鎌名人を祀っている岩嶽神社 福江島三井楽町柏には、遣唐使船に水を汲んだといわれる井戸がある。この場所については、「遣唐使船が水を汲んだ ふぜん川」の記事に書いてある。このふぜん川の...
小値賀島

五島列島小値賀島の自然が創った玉石様 ポットボール

五島列島小値賀島の真横にある斑島には自然が創り出した不思議な石がある。岩の割れ目にある石が波によって回り続けてボールのようになっている。いまでは御神体としても祀られている島の天然記念物だ。 ポットボールは地元でも玉石様 五島列島のガイドブックで小値賀島のページを開くと「ポットボール」と書かれた項目に気がつく。一見したところではどんなものなのかは想像もつかない。解説を読んでみるとどうも天然記念物らし...
福江島

五島列島福江島にある河童の足跡

五島列島には数多くの河童にまつわる話が残されている。そんな中、福江島には河童の足跡が残っているという情報を得た。それは早速行かなければと調査しに現場に行ってきたのでレポートしよう。 弁天島の岩肌に遺された謎の跡は河童の仕業? 河童の足跡があると言われている場所は、福江島の三井楽町にある白良ヶ浜。この海岸に弁天島と呼ばれている小島がある。岸から近いところにあるので潮が満ちているときには小島になる場所...
奈留島

五島列島奈留島を一人乗り電気自動車で島巡りが楽しい

電気自動車が実用化されレンタカーとしても使われるようになってきた。五島列島の奈留島や久賀島では一人乗り用の電気自動車をレンタルすることができる。一人乗り電気自動車「コムス」でドライブしながらの島巡りも楽しい! コンパクトに動けて安定感のある一人乗り電気自動車 現在、五島市で一人乗り用の電気自動車をレンタルできるのは奈留島、久賀島。規模の小さい離島では一人乗り用の電気自動車がコンパクトで島内観光する...
福江島

五島列島福江島の道の駅 遣唐使ふるさと館の展望台

五島列島福江島にある道の駅、遣唐使ふるさと館。五島のお土産の販売やレストランを完備している。しかし、ここにはもうひとつ穴場があった。それは周辺を見渡せる展望台。あまり知られていない展望台を紹介しよう。 遣唐使ふるさと館の展望台からの眺め 五島列島福江島の三井楽町にある道の駅、遣唐使ふるさと館。五島列島にある唯一の道の駅の施設だ。この遣唐使ふるさと館は、五島の物産販売やレストランなどがあり観光客や地...
福江島

五島列島名物 五島いものルーツを語る顕彰碑

五島列島の名物にかんころ餅や芋焼酎などがあるが、福江島にさつまいもが渡ってきた歴史を示す碑が建っている。現在の五島いものルーツを知ることができる五島さつまいもの顕彰碑を紹介しよう。 田原伝吉が鹿児島より持ち込み田中庄三郎が発展させた五島いも 福江島に現在の五島芋の苗の元になったのが持ち込まれたのは江戸末期にさかのぼる。それ以前にもいもの栽培は行われていたが、育てるのに十分できる環境になかった。新た...
福江島

五島列島福江島の可愛い魚が描かれている神社 蛭子宮

五島列島福江島富江にある神社に神額に可愛い魚が描かれているところがある。他ではあまり見かけない神社に魚が刻まれているという蛭子宮を訪ねてみた。 漁の神様を祀っているから魚が描かれている!? 福江島富江にある蛭子宮の神額にはなんと魚が描かれている。鳥居に神社の名前が刻まれている板を神額と呼ぶが、通常は神社の名前だけが書かれている。そこになんと魚が刻まれているという。 こちらがその魚が描かれているとい...
小値賀島

五島列島小値賀島のミシュランガイド掲載の古民家レストラン 藤松

五島列島小値賀島に古民家レストラン敬承藤松がある。藤松はミシュランガイドにも掲載されたレストラン。築180年の古民家を使ったミシュランガイドにも掲載される料理を堪能しにランチコースを食べに訪れてみた。 藤松は築180年の古民家を利用したレストラン 藤松は、捕鯨や漁業などで財をなした旧藤松家の古民家を再利用したレストラン。この古民家は築180年経つと言う。このレストランは、ミシュランガイド福岡・佐賀...
小値賀島

五島列島小値賀島の小値賀空港

五島列島に定期便が就航している空港は、福江島の五島つばき空港だが五島にはもうひとつ空港がある。それが小値賀空港だ。定期便は飛んでないが現役の地方空港。小値賀空港の現在の様子を見学してきた。 小値賀空港に飛行機が飛んでくる日はいつ? 小値賀空港には以前は長崎空港と福岡空港を結び定期便が就航していた。しかし、平成18年3月いっぱいで全路線が廃止となっている。しかし、小値賀空港は現在も職員が常駐している...
福江島

五島列島福江島 三井楽教会近くにある嶽家牢屋敷跡地

五島列島にはキリシタン弾圧の跡地が教会のある場所の近くに点在する。その中のひとつが福江島にある嶽家牢屋敷跡地だ。三井楽教会近くのあまり目立たない場所にあるキリシタン弾圧跡地。三井楽教会を見学した後には併せて見ておきたい場所。 三井楽で信者を投獄した嶽家牢屋敷跡地 福江島の三井楽にある嶽家牢屋敷跡地は、明治元年に信者がいることが見つかりひとりの信者の宅地に投獄した場所だ。その跡地が保存され碑が建てら...
福江島

五島列島福江島でチリンチリンアイスを売る BABY QOO 堂崎家

五島列島福江島の堂崎教会入り口前にあるBABY QOOは名物のチリンチリンアイスを売るお店。ファッション雑誌のワンカットのような雰囲気のあるお店とアイスを売る看板娘も有名。ここのチリンチリンアイスを食べにBABY QOO行ってきた。 長崎名物チリンチリンアイスを堂崎で食べる 堂崎教会の入り口に至る一本道を歩いて行くと、左手に手書きの看板が見えてくる。そこがBABY QOOだ。ここの名物なのが長崎発...
小値賀島

五島列島小値賀島から発信する活版印刷所 晋弘舎印刷・OJIKAPPAN

五島列島小値賀島にいまでも営業している活版印刷所がある。それは晋弘舎印刷という会社。代々続けてきた活版印刷を受け継いだ娘さんが新たな活動を始め小値賀島から発信している。アナログならではの温かみのある活版印刷の魅力を尋ねてみた。 小値賀から活版印刷の魅力を全国へ 小値賀島で活版印刷を行っているのは、晋弘舎印刷。いまだに活版印刷が行われているところも少なくってきたが、この印刷所を引き継いでいるのが4代...
福江島

五島列島福江島の珊瑚で栄えた富江町

五島列島の福江島にある富江町は珊瑚で栄えた町。富江の町にはいたるところに珊瑚がモチーフになったものがある。珊瑚の資料館や珊瑚に関する碑など富江町の珊瑚について訪ねてみた。 富江町は珊瑚であふれている 明治19年に男女群島沖で珊瑚が見つかって以来、富江町では珊瑚細工で栄えてきた。現在はその珊瑚細工もかつてほどの勢いはみられないが、いまでも富江町は珊瑚を誇りとしている。 富江町のトレードマークは珊瑚の...
福江島

五島列島福江島に残る潜伏キリシタン跡地巡り

五島列島では2018年に長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界遺産として登録された。しかし、注目を浴びるのは教会群に集中している。ここでは福江島に残る教会以外の潜伏キリシタンの跡地を訪問しまとめてみた。ダークツーリズムの一環としても注目したい遺跡群。 潜伏キリシタンとかくれキリシタンの違い 潜伏キリシタンとかくれキリシタンというワードの違いについてだけ書いておこう。潜伏もかくれも同じ意味とし...
小値賀島

五島弁で五島列島愛を歌うシンガー ベベンコビッチ

五島列島の小値賀に行くなら会っておいでと紹介されたひとがいた。そのひとの名はベベンコビッチ。外国の方?いやそうじゃないらしい。歌を歌うひとらしい、しかも五島弁で。そんな流れから興味津々でお会いしてきた。 ベベンコビッチは五島を歌い、ちゃんぽんも作る ベベンコビッチさんは、五島列島福江島の出身の方。仕事で五島列島を一度は離れたものの、五島弁を歌で表現することを新たな使命として故郷に戻ってきた。現在は...
福江島

五島列島福江島が北限の希少な植物 タヌキアヤメ

五島列島の福江島が育つ北限地という希少な植物がタヌキアヤメ。福江島でも限られた場所でしか生育が確認されていない貴重な植物を紹介しよう。 タヌキアヤメは湿地が好きな熱帯植物 タヌキアヤメは熱帯の植物で日本で生育できるのは福江島が北限地と言われている。湿地を好み、高さ1メートルほどに伸びて花を咲かせる。 タヌキアヤメが群生している湿地。それぞり群れて育っている。この場所ではタヌキアヤメを自生を保護する...
福江島

五島列島福江島にある大きなアコウの木 4選

五島列島の神社や学校には大木が植えられている。それらの木のひとつがアコウの木だ。五島列島では各所で見かけるアコウの木。ここでは福江島にある大きなアコウの木を樫之浦、玉之浦、富江小、盈進小から4本を選んで訪ねてみた。 樫之浦のアコウ 福江島にあるアコウの木のまず一本目は、樫之浦にある木。九州でも最大級とも言われている大きさを誇る。幹の太さは15メートル以上ある。 うっそうと茂っているアコウの木。一体...
福江島

五島列島福江島にある滝 ドンドン渕

五島列島福江島で有名な滝と言えばドンドン渕。ドンドン渕という一見滝を想像しにくい名称だが、れっきとした滝の名前。福江島の地元の子どもたちの夏の水遊びの場にもなっているくらい人気のあるスポット。もちろん見学するのにもおすすめの場所だ。 ドンドン渕の名の由来はドンドンと響く音 ドンドン渕の名前の由来だが、勢いよく滝から流れ落ちる水が岩にぶつかり「ドンドン」という音を立てるというところからついたそうだ。...
福江島

五島列島福江島にポッカリと穴の開いた島 ホゲ島

五島列島の福江島にはポッカリと穴が開いた島があるのをご存じだろうか。あまりにきれいな形の穴が開いているので初めて見たときには驚くほど。ホゲ島と呼ばれる穴のある島を訪ねてみた。 ホゲ島は釣りの名所でもある島 福江島にある穴の開いた島はホゲ島と呼ばれる。あまりにきれいな形で島の中央部に穴が開いている。この島は穴が開いていることでも知られているが、釣りの名所としても知られる場所。 こちらがホゲ島。向こう...
福江島

五島列島福江島に残る最古の漁法 スケ網

五島列島福江島には浅瀬を利用した原始的漁法の跡地が現存している。スケ網(あん)と呼ばれる漁法で潮の満ち引きを利用した単純な漁法。現在に残る昔ながらの漁法跡地を訪ねてみた。 スケ網は自然の摂理を利用した漁 スケ網またはスケアンと表記されるこの漁法は、潮の満ち引きを使った漁法だ。満潮のときに入ってきた魚を干潮で海水が引いたときに堤防の中に取り残された魚を取るという原始的な方法。しかし、現在でも利用でき...